

大台町は大台山系を源流として伊勢湾に注ぐ県下最大の河川「宮川」の源流域から中流域に沿って東西に細長く広がっています。
(延長約90kmに及ぶ「宮川」の2/3が大台町を流れます。)
西は奈良県川上村・北山村に接し、日本三大渓谷の一つである大杉渓谷がその境界です。
宮川上流域となる町の西部が1,000m級の山々に囲まれた純山村地域、宮川中流域となる町の東部が、茶畑・田んぼが広がる農村地域に分かれます。

大台町を流れる「宮川」は、国土交通省の一級河川水質調査において、平成3・12・14・15・18年に一位となるほどの清流で、夏には多くの人で賑わいます。
また、近畿百名山に選ばれている「古ヶ丸山」や「迷岳」「総門山」「三条山」などには多くの登山者が訪れます。
日本の滝100選に選ばれている「七ツ釜滝」(現在、登山道通行止めのため立ち入り禁止)を始め、六十尋滝・滝頭不動滝など多くの滝もあり、これらの豊かな自然は四季折々にすばらしい景観を作り出し人々の心を癒してくれます。

大台町には県下屈指の旧石器時代の遺跡「出張遺跡」があり、古くから人々が暮らしていたことを物語っています。
かつて伊勢神宮の御杣山として遷宮用のご用材が何度か切り出された歴史があり、倭姫に関わる伝承が伝えられるなど伊勢神宮と関わりの深い土地です。
中世には北畠氏の支配下となり多くの家臣が住んでいたことから、県指定文化財である三瀬砦跡など多くの史跡が残されています。
八代国司であった北畠具教はこの地で暗殺され北畠氏終焉の地となっています。
また大台町には伊勢と熊野を結ぶ熊野街道が通っており、巡礼者で大変賑わったそうです。

町の基幹産業は、西部地域が林業・東部地域がお茶です。
大台町のお茶は全国茶品評会で幾度も優秀な成績を収めており、葉肉が厚く三煎目でもコクと香りを失わないのが特徴です。
大台茶を始め、地元産の新鮮な食材・特産品を直売する「道の駅 奥伊勢おおだい」では、町内外から多くの方々が訪れ大変な賑わいです。
林業は主要な産業のひとつで、森林組合を始め第3セクター方式の林業会社や林業事業体がいくつもあります。
トヨタが当地の山林を所有し、林業に関わりだした事も当町の山林が優秀な証明です。