三重県大台町。
熊野古道・伊勢路沿いの川添地区にある川添神社では、2月、一風変わったお祭りが開催されます。
※2018年は2月18日(日)

その名も「ごみかけ祭り」。ごみかけは「五身懸け」と書きます。

響きも変わっていますが、内容も少しユニークです。

おめでたい出で立ちの先導のもと、2組の隊が地域を練り歩き、神社前で合流。

その後、神楽の奉納や神事が行われる…という盛りだくさんのお祭りです。

 


以下、流れをご紹介します。

練り歩きは、栃原区と新田区より選ばれた2人の当番を中心に、それぞれの地区からスタートします(起点は、その年によって変わります)。先導は、狩衣姿に両手に扇子。「まだらーく まんざい」と掛け声をかけながら歩きます。

まだらーくまんざい = 曼荼羅神よ万歳

大日如来を中心とする曼荼羅の諸仏の加護を祈り、五穀豊穣・諸作物の豊かな生長を祈念する叫び、と言われています。

行列は、酒や魚のほか、「ほで」(餅の串をまるく365本刺したもの)を一緒に持ち歩きます(後ろに一部、写っています)。

ひとつの串は、こんな感じ。餅2色と、下は大根。
これを、麦わらで作ったホデに丸く刺してあります。

2組の練り歩きは、神社の鳥居前で合流。揃って境内に入り、神事が行われていきます。

まずは、祝詞と舞の奉納。

そして、弓懸け神事。

その年の当番が、3回矢を放ちます。
的に当たるとその年は豊作なんだそうです。(的、遠い!)

続いて、苗松神事。

大きな雄松が、3本の縄で固定されています。
神主さん達が松の周りを回ったあと、縄を切り、幹が倒されます。

松のてっぺんには神幣が貼られており、これを奪い合います。昔は、この御幣を田の水口に立てると、豊作になったそうです。現代ではさながら、福男・福女ですね。
これが迫力!盛り上がります!

参加者には、サカキの枝、ほでの餅串が配られます。
縁起物として持ち帰れますよ。

ごみかけ祭りは「奇祭」と呼ばれ、町外からも撮影・見学の方が訪れます。
是非一度、参加いただきたい、地域のお祭りです。

川添神社
三重県多気郡大台町栃原1481

★五身懸け祭りは例年、2月18日付近の日曜日に開催