新型コロナウイルス感染拡大防止のため、大台町では5月3日現在「道の駅奥伊勢おおだい(三重県多気郡大台町佐原663-1)」「奥伊勢フォレストピア(大台町薗993)」「ふるさとプラザもみじ館(大台町下真手5-1)」といった、大台町の特産品を販売する主なお店が休業しています。

大台町のゴールデンウイークといえば、4月に開山し登山シーズンを迎えている大杉谷に登山客が集い、清流日本一の宮川ではSUPやカヤックといったアウトドアアクティビティーを楽しみに多くの人が遊びに来る。今年も新緑の素晴らしいこの季節に、大台町へ旅する予定だった方がたくさんいらっしゃったことでしょう。

離れていても、大台町を応援したいという三重県津市近隣にお住いの方に。

イオンタウン津城山(三重県津市久居小野辺町1130-7)」内にある「わくわく広場津城山店」では、大台町の厳選された特産品が取り扱われています。

 

1.宮川森林組合「スモークチーズ」

大台町産のスギ間伐材で制作したオリジナル木製燻製機で、宮川森林組合のアロマブランド「odai」の燻製チップを燻してスモークした燻製チーズ。

35℃以下の冷燻で、じっくり時間をかけてスモークされています。

種類はヤマザクラ、コナラ、イタヤカエデ、タムシバの4種類がありますが、わくわく広場津城山店では1種類を月替わりで販売しています。今月5月はイタヤカエデ。

<#1ヤマザクラ> 香りが強く、コクがあり、肉類に相性が良い。

<#2コナラ> ヤマザクラよりやわらかい香り。色づきが良く、魚類に相性が良い。

<#3イタヤカエデ> くせが少なく、メープルシロップのほのかな甘い香りが。

<#4タムシバ> 清涼感のあるさわやかな香り。さっぱりした燻製に。

宮川森林組合では、4種類の燻製チップも販売しています。

 

2.time and space Nakasu「焼き菓子」

三重県大台町産のお米「奥伊勢米つぶら」100%のお米のお菓子。(小麦・卵・乳製品不使用)

甘みには北海道産てんさい含密糖や沖縄産純黒糖を、油分には三重県桑名市産の米油が使用されています。

お米のクッキー(プレーン/大台緑茶/大台ほうじ茶)、お米のスティックなど。

 

3.セーフティ・リ・ファーム88「有機栽培茶」

大台ケ原山系から流れる清流「宮川」のほとり。奥伊勢を望む山々があり、温度差が激しい地域で育つ頑固一徹有機栽培茶の茶葉は厚く、コクのある味。すべての茶園を有機無農薬栽培で行い、太陽・水・土地・そこに生息する生物の自然の恵みを生かし、人にも自然にもやさしい安全・安心なお茶作りに取り組まれています。お茶本来の味をお楽しみください。

わくわく広場津城山店での最近の売れ筋商品は、パリの日本茶コンクール2019で銀賞を受賞された「有機栽培茶ひととき」だそうです。

わくわく広場津城山店への納品がきっかけで、現在は全国のわくわく広場にお茶を納品されています。(※わくわく広場は全国に約100店、大型店でのみ取扱)

セーフティ・リ・ファーム88の林社長にお話をお伺いしました。

全国のわくわく広場にお茶を納品されることが決まった時はいかがでしたか?

林社長「ついに全国進出か~!と、全国のお茶から選ばれて光栄でした。今までの販売店は、地元の道の駅、ぎゅーとらさんと県内中心でした。でも実は、全国のスーパーホテルさんの客室でスティックタイプのお茶を置いていただいていて、ホテルで飲んで気に入ったという方からネットで注文が入ることもあります。東京で開かれる商談会にも行かせていただきましたが、三重県でお茶を作っていること自体の認知度が低いんですよ。三重県は寒暖差があるので、味が濃いんです。ブレンドして作るお茶に、味付けとして使用されたりする。お茶好きの方には是非お試しいただきたいです。」

いよいよ5月!新茶の季節ですね。新茶が店頭に並ぶのはいつ頃になりますか?

林社長「ちょうど今日初めての刈り取りをしていました。店頭に並ぶのは5月中旬になると思います。」

今後の展開は?

林社長「手軽にお茶を楽しめるティーバッグ、粉末のお茶の需要が高まっていますが、また新しい試みに挑戦したいと色々と考えています。わくわく広場でも是非商品をご覧いただいて、大台町で育ったお茶を楽しんでください。」


他にもわくわく広場津城山店では、6月頃からのシーズンになると大台町産のブルーベリーがラインナップに加わる予定です。古くからお茶の産地として有名な大台町栃原の肥沃な土地は、ブルーベリー栽培に適しているのでは?と始まった「ブルーベリーおおだい」。農薬を使用せず、大台町の太陽のをいっぱいに浴びて甘くなった大粒のブルーベリー、楽しみですね!


わくわく広場津城山店で、大台町の商品が揃うのはなぜでしょうか。店長の山本千穂さんにお話をお伺いしました。

三重県の美味しそうな特産品が多数並んでいますね。

山本さん「地元(三重県)の魅力あるものを集めてます。全国展開のものは本社のバイヤーが担当ですが、地元のものは店長に一任されてます。なので、美味しくて、安心安全なもの、作り手の人柄が魅力的など、私が魅かれる商品をお客様に紹介してます。」

大台町の商品が充実しているのはなぜですか?

山本さん「以前、仕事で大台町を担当していました。2012年10月からの一年間、地元のラジオ局レディオキューブFM三重で『どんとこい大台』という番組を制作していました。それがきっかけで、大台町のファンになりました。私は津市出身で、大台町民ではないし、実家があるわけでもない、移住の予定もなし。外から応援するスタイルが私らしいと思ってます。道の駅奥伊勢おおだい、奥伊勢フォレストピアが閉まってる今だからこそ、商品PR、ひいては大台町のPRが、町外できたらと。」

大台町の魅力はどこだと思いますか?

山本さん「一言で表すなら、ゆったり時間がながれてるところです。人が温かいというのはもちろんです。ラジオでいくつかの農家さんを取材して、食べず嫌いの食材をいくつも食べれられるようになりました(笑)らっきょ農家の山本さん。らっきょ苦手でしたが、いただいたらめっちゃ美味しかった!当時、娘さんが東京の制作会社でテレビの番組制作をされてまして。私に『健康に気をつけて!仕事頑張って!』と言ってくれたのも印象に残っています。

ラジオの仕事が終わってからも、大台町はずっと気になる存在になっていて、たくさんの方に大台町を知ってほしいと思っています。今は、訪ねてくださいと言えないので、大台町の美味しものと出会って、大台町の魅力を伝えたい。お客様と生産者をつなげることのできる場所が、わくわく広場です。」

わくわく広場津城山店のオープンはいつですか?店長になったきっかけは?

山本千穂さん「オープンは3年前の、2017年6月です。オープ二ングスタッフで入社したときはパートリーダーでした。半年後に上司であるエリアマネージャーの推薦で店長なりました。6次産業に興味あり、わくわく広場は3次の小売の現場の経験積むために始めた仕事です。

わくわく広場の仕事以外に、現在は新型コロナウイルスの影響で自粛していますが、県内のパン屋さんやパティシエとコラボして『気まぐれカフェ』の運営を津市で3年前からやっています。コロナ後には県内を移動するスタイルで企画を練っています。

大台町の農家さん、飲食店の方々に親切にしていただいたことが私の原点で。6次産業に興味が出て、今の仕事に就いたのも大台町での仕事がきっかけになったのかもしれません。」

将来の夢は?

山本千穂さん「旬のフルーツを使ったデザート、季節のお野菜使ったサラダのお店をしたい。三重はイチゴ、ナシ、ブルーベリー、柑橘など魅力ある果物たくさんあります。身体にいいものを届けたいから、サラダのお店をと考えています。」

 

消費者と生産者がつながる場所。山本さんがセレクトする商品には、美味しい・可愛いだけではなく、物語が詰まっています。

お近くの方は是非、わくわく広場津城山店で取り扱っている大台町の魅力的な商品を味わってみてください。

わくわく広場津城山店

住所 三重県津市久居小野辺町1130-7(「イオンタウン津城山」内)

電話番号 059-254-0817

営業時間 10:00~21:00(営業時間自粛中のため20:00まで)