明治40年に建築され、かつては国道として人々の往来がありました。現在は町道となり、ふたつあった橋のアーチのひとつは線路敷設のため埋没してしまい、今はひとつだけとなっています。レンガは長手だけの段、小口だけの段と一段おきに交互に積む「イギリス積み」です。
大台町下三瀬から大紀町三瀬川を繋ぐ渡し船。熊野古道を往く旅人や地元住民の重要な交通手段でしたが、江戸時代中期を最盛期に大正時代には衰退し、昭和30年代に姿を消しました。2004年の熊野古道世界遺産登録を契機に、2009年4月、地元の三瀬の渡し保存会により復活。
北畠氏は南勢五郡を領有する伊勢の国司でした。具教の代に織田信長軍との激しい合戦の後、具教が隠棲し再起を願った場所とされています。現在は、桜と紅葉の名所として地元に愛されています。昭和16年、県の史跡に指定。
北畠の家臣で、土地の有力者であった三瀬氏歴代の居城であったとされます。大谷川が宮川本流と合するくちばし状の突端にあって南・西・北の三方は断崖であり要害の地となっています。砦の周囲は高さ3mの土塁によって囲まれ、古井戸もあり昔の名残をとどめています。
古くから祀られていた八幡社と合祀されたものです。北畠具教卿を主神とし、北畠顕能卿(伊勢国司初代)以下歴代の国司の霊とともに、北畠氏滅亡の際、主家の難に殉じた忠烈の武士たちの霊をあわせ祀っています。
三瀬館跡の南側、谷を隔ててやや高くなった所に、北畠具教の胴塚があります。天正4年(1576年)の三瀬の変で不運の死を遂げた具教とその家臣の霊を祀っています。苔むした石を積んだだけの塚であるが毎年区民による供養が続けられています。
大台町本田木屋、三重県道31号大台宮川線沿いにある、宮川中流域に佇む桜が美しい公園。春には桜が湖に写り込み、幻想的な景色を楽しむことができます。ブルーの水面と桜のコントラストが美しい場所です。
三重県道710号飯南三瀬谷停車場線は三重県松阪市から多気郡大台町に至る一般県道「相津峠」は、知る人ぞ知るヤマザクラの名所です。例年4月中旬頃には満開となり、山一面に桜が咲く様子は見事です。春のツーリングに最適な場所。
三重県道53号大台ヶ原線沿い、大杉谷の登山口に向かう道中にある、宮川ダム湖畔の美濃ケ谷に落ちる名瀑。この滝は室町時代に見つかり、海の上から網を下げて測ったところ約60尋(90m)あったことから「六十尋滝」と名付けられたようです。
秋には紅葉が楽しめる三瀬谷ダム湖畔にある公園。バス釣りのスポットとして、またVerde大台ツーリズムが提供するカヤックやSUPなどアクティビティの発着場所として、シーズン中はたくさんの人で賑わっています。
大台ケ原を源流とする宮川の上流域に差し掛かる領内峡は、帯状の河岸段丘が山あいを縫っていて地盤の起伏を物語っています。おすすめの撮影スポットは大台町小滝、1924年に建設されたトラス橋「領内橋」から上流に向かう風景。
本郷山の中腹に祀られている水神神社は、地元の人から「水神さま」と言われ、新年1月中旬には「水神様祭典」が行われています。標高282mと低い山並みですが、登り坂は急です。本郷山展望台からの眺めは素晴らしく、天気の良い日には富士山が見えることも。駐車場から展望台までは約1.6km。