毎月第三日曜日に三重県多気郡大台町の長ケ(なが)集会所で開催している「長ケ蕎麦打ち会」に行ってきました。
代表を務めるのは大台町長ケ在住の浮田利郎さんです。
1998年、廃校となった小学校が大台町の特産品加工施設「ふるさと耕房大台」に生まれ変わりました。特産品開発の講師として京都からお越しの先生に教わり、初めて蕎麦打ちを体験した浮田さん。
美味しい蕎麦を完成させるのは自分の腕次第。蕎麦打ちの魅力に取り憑かれた浮田さんは、各地の蕎麦を食べに行って美味しい蕎麦を研究し、家で蕎麦を打つようになりました。
美味しいだけではなく、蕎麦にはタンパク質、ビタミンB、ルチン、コリンなどの豊富な栄養分が含まれます。
地域のみんなで健康で楽しく過ごしていきたいという思いから、2014年に長ケ蕎麦打ち会を立ち上げ、会員12名で月1度の蕎麦打ちを楽しんでみえます。
この日は長ケ蕎麦打ち会の開催日。
私も蕎麦打ちを体験させていただきました。
長ケ蕎麦打ち会では、二八蕎麦を採用しています。
小麦粉2割、蕎麦粉8割で作る蕎麦は、のどこしの良い滑らかな食感が特徴です。
また、小麦粉は中力粉を使っています。
丁寧にふるった中力粉と蕎麦粉をしっかり手で混ぜ合わます。
粉の半量の水を少しずつ加え、水が全体に行き渡るように両手で手早く混ぜます。
一塊にし、真ん丸に形成。ここでひび割れが出ないように滑らかに仕上げます。
水分量は、湿度などその日の状態で変わってくるそう。乾燥させないよう、ここまでの工程にかける時間は10分です。
続いて、めん棒を使って延ばしていきます。
真ん丸に延ばさなければいけませんが、いびつになってしましました。
薄く延びたら、めん棒に巻き付けてさらに延ばします。
最後は専用の包丁で切っていきます。太さを揃えて切るのもまた難しかったです。
完成した蕎麦はすぐに容器に入れて乾燥を防ぎ、できるだけ早くいただきます。
茹で方も教わりました。沸騰させたたっぷりのお湯に蕎麦を入れていきます。
切れやすいので、箸は入れずに熱湯の中で泳がせるのがポイント。
3分弱茹でて、冷水でしっかりと洗います。
完成しました!
もちもち食感の作りたての蕎麦、自分で作った蕎麦は格別です!
会員の皆さんは、「何度打っても難しいけれど、回数を重ねるごとに上達していくからハマってしまった。練る作業は、腕ばかりではなく足腰も使う体力仕事。手先も使うので、脳の活性化にも役立つ。」と月一度の蕎麦会を楽しみにしていると話していました。
自然に囲まれたゆったりとした大台町長ケでの蕎麦打ちを、皆さんも体験してみませんか?
大台町の歴史ウォークと、長ケ蕎麦打ち会メンバーが講師となり、蕎麦打ちを体験できるモニターイベントを開催します。
モニター価格にて開催
大台町歴史ウォーク蕎麦打ち体験
大台町観光協会が主催する、歴史ウォークと蕎麦打ちが一日で楽しめるイベント。田畑広がる長ケ集会所を出発し、三瀬砦跡、慶雲寺を「大台町ふるさと案内人の会」によるガイドで巡ります。「三瀬の渡し」に乗船し、宮川を横断。後半には蕎麦打ちを体験し、打ちたて茹でたての絶品蕎麦を、大台町産おろしたて生わさびで味わいます。
<開催日時> 2019年12月14日 8時45分集合(14時終了予定)
<集合場所> 長ケ集会所 (三重県多気郡大台町長ケ)
<参加費> おひとり税込2,000円(ガイド、乗船、体験、材料費、保険など全て込み)
<定員> 15名
<歴史ガイド> 大台町ふるさと案内人の会
<蕎麦打ち講師> 長ケ蕎麦打ち会
<持ち物> 飲み物、歩きやすくて汚れてもいい服装、エプロン、帽子か三角巾、手拭きタオル、持ち帰り容器
<当日スケジュール>
8:45 集合・受付
9:00 歴史ウォーク出発(三瀬砦跡、慶雲寺、「三瀬の渡し」乗船など)
12:00 蕎麦打ち体験・試食
14:00 終了予定
<お申し込み・問合せ>
大台町観光協会
三重県多気郡大台町佐原663-1
電話0598-84-1050 メール info@web-odai.info
<主催> 大台町観光協会
<後援> 大台町 大台町商工会 大台町ふるさと案内人の会 長ケ蕎麦打ち会