例年、2月18日付近の日曜日に熊野古道・伊勢路沿いにある川添神社(三重県多気郡大台町栃原)で開催される大台町の奇祭「五身懸祭(ごみかけまつり)」。
おめでたい出で立ちの先導のもと2組の隊が地域を練り歩き、神社前で合流し、その後、神楽の奉納や神事が行われるというお祭りです。
令和3年は、2月21日(日)に開催されますが、新型コロナウイルス感染症対策として規模を縮小して執り行われます。
ご参加を予定されている皆様は、以下のご協力をお願い申し上げます。
①三重県外にお住まいの方のご参加はご遠慮ください。
②写真や動画などのカメラ撮影はご遠慮ください。
③ご参加の際、必ずマスク着用でお越しください。
④体調のすぐれない方はご参加をご遠慮ください。
皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
例年の五身懸祭の模様は以下の通りです。
練り歩きは、栃原区と新田区より選ばれた2人の当番を中心に、13時前頃からそれぞれの地区からスタートします。(起点は、その年によって変わります。)
先導は、狩衣姿に両手に扇子。「まだらーく まんざい」と掛け声をかけながら歩きます。
まだらーくまんざい = 曼荼羅神よ万歳
大日如来を中心とする曼荼羅の諸仏の加護を祈り、五穀豊穣・諸作物の豊かな生長を祈念する叫びと言われています。
行列は、酒や魚のほか「ほで」(餅の串をまるく365本刺したもの)を一緒に持ち歩きます。
ひとつの串は、こんな感じ。餅2色と、下は大根。
これを、麦わらで作ったホデに丸く刺してあります。
2組の練り歩きは、神社の鳥居前で合流。揃って境内に入り、神事が行われていきます。
神事は14時~15時半頃まで。
まずは、祝詞と舞の奉納。
そして、弓懸け神事。
その年の当番が、3回矢を放ちます。
的に当たるとその年は豊作だそうです。
続いて、苗松神事。
大きな雄松が、3本の縄で固定されています。
神主さん達が松の周りを回ったあと、縄を切り、幹が倒されます。
松のてっぺんには神幣が貼られており、これを奪い合います。昔は、この御幣を田の水口に立てると、豊作になったそうです。現代ではさながら、福男・福女ですね。
これが迫力!盛り上がります!
参加者には、サカキの枝、ほでの餅串が配られます。
縁起物として持ち帰ることができます。
五身懸祭は「奇祭」と呼ばれ、町外からも撮影・見学の方が訪れます。
是非ご参加いただきたい、地域のお祭りです。
【五身懸祭(ごみかけまつり)】
[開催日時]令和3年2月21日(日)
[開催場所]川添神社 三重県多気郡大台町栃原1481
※今年は規模縮小開催となるため、内容の一部変更がございます。また、以下のご協力をお願い申し上げます。
①三重県外にお住まいの方のご参加はご遠慮ください。
②写真や動画などのカメラ撮影はご遠慮ください。
③ご参加の際、必ずマスク着用でお越しください。
④体調のすぐれない方はご参加をご遠慮ください。
皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。