三重県大台町・三瀬谷ダム湖は、国土交通省の一級河川水質調査において過去に何度も日本一に選ばれている宮川の一部であり、スタンドアップパドルボード(SUP)フィールドとしても人気です。
スロープのある「もみじの里公園」「さくらの里公園」を発着点とし、たくさんの皆様にご利用いただいております。
近年のアウトドアブームから、ボードの持ち込みによるレジャー客が急激に増加しています。
三瀬谷ダム湖のご利用の際は、「もみじの里公園」「さくらの里公園」設置の注意看板等を十分にご確認いただくと共に、スタンドアップパドルユニオン「SUPマナー&心得」を今一度ご確認いただきますよう宜しくお願い致します。
スタンドアップパドルユニオン(SUPU)では楽しく・安全にSUPを行うために、下記の内容を励行しています。ご理解・ご協力、よろしくお願い致します。
SUPについて
Stand Up Paddle Surfing(以下SUP)は大き目のサーフボードの上に立ち、パドル(オール)を使って推進力を 得て水の上を滑走する比較的新しいマリンスポーツです。SUPは海だけでなく、湖や河川のフィールドでレース、ウェーブ、クルージング、フィッシング等、様々な遊び方があります。
特にSUPフィッシングは日頃サーフィンなどのマリンスポーツを楽しんでいる方だけでなく、釣りを楽しまれている方からも注目が集まっており、愛好家も増加の一途を辿っています。その一方で自然相手であることから危険を伴うことと釣りに関するルール&マナーと心得を理解した上で安全に楽しむことが重要です。
SUPUではSUPを安全に楽しむためのルール&マナーと心得を制定し啓蒙活動を展開しています。
共通 5か条
- SUPを受け入れている、ホームグランドを持ちましょう。知らないポイントに入る場合は、最寄りのサーフショップもしくはローカルサーファー等に問合わせをして、ローカルルールを必ず確認しましょう。
- 腹這いパドルを出来るようにしましょう。(スクール等に必ず組み込んでください。) 混雑時やサーファーが近くにいる時は、腹這いパドルでアウトに出るようにして、威圧感を与えないように心掛けましょう。
- 気象状況の確認(風・波の急激な変化に備える)をしましょう。強いオフショアは特に危険です。沖はさらに強い場合が多いので、十分に注意しましょう。
- リーシュコードは必ず付けましょう。(入水前に傷・不備がないか確認する。新しいもの、ボードに対して長過ぎないものを使いましょう。)
- 自転車、ランチャーの置き場に注意しましょう。自転車キャリアを使用する場合は、フィンは必ず内側にしましょう。
クルージング 4か条
- ライフベスト・ライフジャケット等の浮力物は必ず着用しましょう。
- 往路は体力の1/3、復路は2/3、が必要です。自分の体力を過信しないで、余裕を持ちましょう。
- 携帯電話を携行しましょう。(事故・トラブル発生時の緊急連絡先は118番です)
- 目立つ色のウエット・帽子・ジャケット等を着用しましょう。SUPUでは、漁船から見えにくいという指摘を漁業協同組合から受けていることから、目立つ色のビブスを配布して、沖に漕ぎ出すときは着用してもらうようにしています。(製作中です。)
フィッシング 7か条
- 漁港、定置網、養殖イカダ、操業中の地引網エリア、遊魚船の150m以内には絶対に 近づかないようにしましょう。(事故防止及び職業として漁業を営まれている方達を最優お先しましょう)
- 丘釣りの人の邪魔をしないようにしましょう。(アウトに出る際、アウトから戻る際、トローリング時に丘釣りの人のラインに絡まないよう注意しましょう)
- 漁業権の設定された貝類や海藻類などを獲ることは禁止されています。(漁業法案143条で定められています)
- SUPUでは自然環境の保護の観点から魚種ごとに大まかなリリースサイズを決めて小さい魚はリリース出来ない状態を除き、リリースすることを推奨しています。特にマダイ、ヒラメ、ハタ類は30cm以下を目安としてリリースしましょう。今後も環境や状況によって、具体的な魚種を追記します。
- 釣り上げた魚を確保する際にストリンガーを使用する場合、季節、場所によってはシャークアタックを受けることがありますので十分に注意しましょう。(SUPUでは対策検討中です)
- 海上、ビーチなど自分たちが楽しむフィールドにごみを放置しない。
- SUPU主催で定期的にSUPフィッシング大会を開催しており、参加者から頂いた参加費用の一部を漁協に寄付し稚魚放流に役立てていただいています。
—Stand Up Paddle Union SUPマナー&心得