伊勢から熊野へ向かう熊野古道伊勢路。
大台町内には、世界遺産「熊野古道」に繋がる、熊野詣で栄えた「旧熊野街道」が現存しています。
今回は、大台町を通る熊野古道の見どころのひとつ、令和4年に再び復元された「馬鹿曲(ばかまがり)橋」を紹介します!
昔の風情を味わえる馬鹿曲と復元された馬鹿曲橋
栃原と神瀬との境界「不動谷」は、宮川にせり出した山々によって作られた深い谷で、そこを通る道は昔からの難所であり、谷間沿いに大曲がりを余儀なくされたことから「馬鹿曲がり」と呼ばれました。この谷間沿いの道はわりあい平坦であったが寂しい道で、途中に昼間だけの茶屋が一軒だけあったといいます。
▲馬鹿曲入口(大台町ふるさと案内人 筒井会長によるガイド)
神瀬地内の熊野古道伊勢路には馬鹿曲がり橋がありましたが、老朽化により落橋し、渡れない状況となっていました。
この橋は、昔積まれた石垣が橋脚の役割を果たしている非常に貴重な橋であったことから、再び復元を求める多くの声があり、令和3年度に復元工事を行い、改めて完成しました。
橋の下から見上げることが出来る、撮影スポットもあります。
復元された「馬鹿曲橋」を渡って、昔の旅人気分を味わってみてください。
イラストマップはこちら▼
【熊野古道伊勢路図絵】栃原から下楠まで
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