新茶の季節がやってきました!
三重県・大台町の東部は、三重県内の煎茶の代表的産地。大台茶は、三重県で産出する「伊勢茶」のなかでも高品質で知られ、全国の品評会でもたびたび入選しています。
気候風土が茶の栽培に適し、また宮川の流域に発生する濃い霧が生育に良いとされ、肉厚に育った茶葉は、煎を重ねてもコクと香りが持続します。

2023年4月17日、大台町茶業組合のハウスで大台茶の新芽の初摘みが行われました。
この茶葉はその日のうちに茶工場で製茶され、出来上がったお茶は4月21日に三重県の「伊勢茶」として伊勢神宮に奉納されました。
大台町茶業組合の中西一浩代表理事組合長は、「今年の新茶の出来は、例年になく天候に恵まれたため、生育が非常に良い。香りも抜群で例年通り二煎、三煎と美味しく飲める良いお茶になる。」と話しました。
また、大台町茶業組合のハウスで摘まれた一芯二葉の大台茶の新芽は、大台町の3名の三重県手揉み茶技術伝承保存会の職人により、お茶の伝統製法「手揉み茶」として約6時間の手作業により特別なお茶に加工されました。
この大台町の手揉み茶は、今年も全国茶品評会に出品。7月末に審査発表があります。
昨年の品評会では残念ながら落選しましたが、過去には2位、3位に輝いたことも。

大台茶の新茶は、5月中旬頃から「道の駅 奥伊勢おおだい」や各販売店で買い求めることができます。
この季節、香り高く旨味たっぷりの大台町の新茶をぜひごゆっくりとお楽しみください。