三重県多気郡大台町栃原にある本郷山の中腹に祀られている水神神社は、地元の人から「水神さま」と言われ親しまれています。
令和6年1月14日、水神神社一帯で「水神様大祭」が執り行われます。
地域の方々による地産のイノシシ汁鍋と大台茶の煎茶のふるまい、お供え物のお餅を焼くおもてなしが好評ですが、今回は煎茶のふるまいのみ中止となります。
イノシシ汁鍋のふるまいは、こども王国と水神さま登り口の駐車場から左手側・水神さま方面に向かって500m、令和3年末に新しく設置された「水神さま散策MAP」付近で行われる予定。
この看板は、町内在住の漫画家・イラストレーター「きょこ」さんによる可愛いイラストで、周辺の散策MAPと水神さまの歴史が紹介されています。
大祭は8:00から14:30まで開催されますが、ふるまいは無くなり次第終了します。
水神神社が祀られる本郷山は標高282mと低い山並みですが、大台町側からの登り坂は急です。
駐車場から展望台までは約1.6km、展望台からの眺めは素晴らしく、天気の良い日には富士山が見えることも。
展望台へは、日本最大級の商業施設、多気町にあるVISONの敷地内からも散策コースとして繋がっており、VISONから約700mの比較的なだらかなコースでハイキングを楽しむことができます。
水神様大祭が行われる令和6年1月14日、VISONにより、10:30から14:00まで豚汁がふるまわれます。
VISON敷地内の水神さま散策路入り口にて開催され、こちらも無くなり次第終了します。
詳しくはこちら「VISONホームページ イベントカレンダー [1月14日]水神様祭典(豚汁のふるまい)」
水神さまの歴史
水神さまがお祀りされるようになったのは、約600年前(西暦1400年頃)からと言い伝えられています。
当時この周辺は伊勢地方の国司ので、後醍醐天皇に仕えていた北畠氏の所領地であったといわれています。
本郷の中村家が代々に渡り水神さんを祀り続けてきましたが、江戸時代末期から栃原の住民が地域ぐるみで大切な行事として祀るようになりました。
御神水
東宮の岩のくぼみに溜まる水は、どんな日照りの年でも涸れない不思議な御神水。
昔の人は涸れ井戸の呼び水に使ったり、おねしょや女性の病の薬にもなるとして、大切にされてきたそうです。
水神さまのおかげかどうか、本郷山のふもとの小橋池も水が豊富で、地元の人の生活を支えています。和歌の浦の「塩釜」奥州釜石の「石釜」とともに、ここの「水釜」は日本三大釜と呼ばれています。
水神様大祭 |
水神神社
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